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各家庭で花火が製造されていた当時の秘伝帳や花火づくりの道具などを展示。実際に触ったり持ち上げたりできる花火玉の模型も人気です。
寛保2年(1742年)3月、石川郡浅川村本町東裏に高田藩主の松平定賢が陣屋を設置するところから、浅川町の歴史の記録が残されています。それから280年余り、地域とともに伝統・文化が醸成されました。厳しい自然に打ち勝つために生まれた行事が脈々と世代から世代へ受け継がれています。
そうした文化や気候を土台にして生まれた、浅川町のある福島県の食文化・慣習を紹介します。

各家庭で花火が製造されていた当時の秘伝帳や花火づくりの道具などを展示。実際に触ったり持ち上げたりできる花火玉の模型も人気です。
除夜の花火とともに新年を迎えた瞬間から、浅川の伝統行事は始まります。1年を通して、町内のさまざまな場所で伝統行事・祭事が行われています。子どもたちが主体となる「お月見泥棒」から、全国的に有名になりつつある「夏の慰霊花火」まで。浅川町は年中、魅力的な行事であふれています。

| 開催日 | 年4回(4月、8月、11月、1月) |
|---|---|
| 場所 | 浅川町内 |
浅川を語る上で欠かせないのは、江戸時代から続く花火文化です。かつては各家で花火玉が作られていた歴史があります。今なお多くの町民が花火の取り扱い資格を持つ、全国でも稀有な「花火の町」。お盆の夜空を彩る花火は、ご先祖様への供養であり、平和を願う祈りそのものです。

| 開催日 | 12月31日〜1月1日 |
|---|---|
| 場所 | 白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ) |
元旦の午前0時から108発の花火が打ち上げられる「除夜の花火」が終わると、来場者は白山比咩神社の元朝参り(がんちょうまいり)に向かいます。参道には200もの提灯が灯され、幻想的な雰囲気の中で参拝客を迎えます。
茨城県より北にある風習で、元旦の朝までにお参りすることが名前の由来。浅川町ならではの魔除花火など縁起物の販売や初夢お年玉抽選会も実施され、新年の始まりを祝う催しが楽しめます。
浅川町を含む、福島県の中通り地域では、福島を代表する郷土料理として「いかにんじん」が広く親しまれています。スルメイカと人参を細切りにして醤油・みりん・酒で味付けした和え物で、特に冬の時季に各家庭で作られます。
素朴ながら深い旨味が特徴で、ご飯のお供やお酒のつまみとして日常的に食卓に並びます。

出典:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)調査結果」2020年
豆腐、納豆、油揚げ、湯葉、きな粉などで1位。おからや凍み豆腐など「その他の大豆製品」も第4位。無類の豆好き県です。

出典:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)調査結果」 政令指定都市の川崎市、相模原市、浜松市、堺市、北九州市を含む
桃が終わると、秋には梨、りんご、柿と出荷が続きます。贈答用も自宅用にも「産地に出向いて箱買い」する人が多数派。

出典:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)調査結果」(令和4年~令和6年平均)
チョコレート菓子も消費額は1位(2023年)。個人はもちろん、家族や差し入れなどで、気軽にアイスを購入するようです。

出典:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)調査結果」(令和4年~令和6年平均)
東北や北陸が支出金額上位の常連。厳しい冬の寒さでおのずと自宅時間が増え、気軽な保存食として定着したのかもしれません。

出典:総務省統計局「家計調査 品目別ランキング」※2020年~2022年平均
コンビニエンスストアの冷やし中華にマヨネーズがつくのは、福島県と東海地方だけだとか。ほうれん草や納豆にかける人も。

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開催日
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立春から210日の前日(9月頃) |
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場所
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浅川町福貴作地区(ふきざく) |
農作物を台風の被害から守るため、五穀豊穣と嵐除けを願う「風袋様」。藁・紙・木で嵐除けの顔を作り、木々に飾りつけます。長刀や太刀を持たせて嵐を払い、大きな口で嵐を吸い込むと言われています。
福貴作地区の上組・下組で2体の風袋様を作り、地区の西側(R118)と東側(水郡線沿い)に取り付け。
寛政年間(1789年~1801年)に中止すると、大嵐がきて作物が壊滅状態になったという言い伝えから、200年以上行われている伝統行事。
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開催日
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旧暦の10月17日(3年ごと) |
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場所
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浅川町内の福井区・玉野区・一色区および蓑輪区の4地区のいずれか |
ご神体とされる枡(一升枡・五合枡・二合五勺枡)を、その年の当番から次の当番の地区の家に送る頭屋制の遷座の行事。ご神体の枡は、遷座のつど、地区内の神社境内に高床式の仮屋と呼ばれる建物で祀ります。
この行事は、農作物の豊作を祈願する農耕儀礼の古い様式がとどめられています。

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開催日
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旧正月前(1月下旬頃) |
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場所
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破石神社(浅川町内) |
山白石破石地区の若手文会長による「しめ縄奉納」が、毎年旧正月前に行われています。破石愛郷会(生田目裕文会長)が主催し、しめ縄は大草産の専用品種を使って手作りされています。地元の破石神社にある巨石(全長約15m)に、会員の手によって奉納され、一年の無病息災と区全体の安全を祈願します

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開催日
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中秋の名月の晩 |
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場所
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浅川町内 |
中秋の名月の晩に限って許される、日本版ハロウィンと表現できる行事です。十五夜の晩に「お月見泥棒です」と声をかけながら近所を巡り、子どもたちがお供え物をいただきます。かつてはその名の通り盗むように持ち去っていたとのこと。お月見泥棒が訪れた家は、1年間縁起が良いとされています。
子どもたちは長く伝わる文化に触れて、浅川町への愛着を深めていく行事も1つです。