四季を通じて、
静かに心をつなぐ花火。
春は満開の桜と、夏はお盆で集まった大切な人たちと、秋は豊かな大地の恵みに感謝して、冬は新年を告げる除夜の鐘と。浅川町は、春も夏も秋も、そして冬も。1年中、大輪の花火が夜空を彩ります。
明るい光は花火以外にほとんど見当たらない。そんな静謐な暗闇に、めいいっぱい打ち上がっていく一筋の光を見上げる、この経験は日本中どこを探しても、そうそう見つからないでしょう。
花火、狛犬、石仏、即身仏…。派手さを求めず、心の奥深くに触れるものが静かに息づく浅川町。
春は桜、初夏はあやめ、夏には慰霊の想いを込めた花火が夜空を彩ります。
古い時代から職人たちが愛した良質な石、地中に眠る珍しい鉱物、そして時を超えて守り継がれた数々の物語。
浅川町には、まだ世間に知られていない、確かな魅力があります。
立ち止まって、深呼吸をして、感じてみませんか。

かつて浅川家の居城・青葉城があった高台は、今では町を一望できる絶景スポットに。遠くには那須連峰を望み、整備された遊歩道を散策しながら四季折々の自然を楽しめます。
春の桜、初夏のツツジなど、季節の彩りに包まれながら、お弁当を広げてのんびり過ごしたり、歴史に想いを馳せたり。夜桜花火の季節は、桜と花火と町の夜景が一体となる幻想的な光景が広がります。思い思いの時間をお過ごしください。
| 場所 | 城山公園 |
|---|---|
| 所在地 | 〒963-6204 福島県石川郡浅川町大字浅川字城山58 |
| 利用料 | 無料 |
| 問い合わせ先 |
浅川町役場企画商工課 0247-36-2815 |
| 桜の見頃 |
例年4月上旬~中旬 |

石川町との境、道端から少し離れた杉林の麓に、山の中に突如として現れるおむすび型の巨石。「破石」と名づけられたこの巨石は周囲約30m、高さ約6m、中央から2つに割れた間が2.7mあまりの苔むす花崗岩です。岩の間を通り抜けると、大地の呼吸が聞こえてくると錯覚するほどの迫力を感じるはず。
| 場所 | 破石神社 |
|---|---|
| 所在地 | 〒963-6203 福島県石川郡浅川町山白石破石227 |
| 利用料 | 無料 |

春は満開の桜と、夏はお盆で集まった大切な人たちと、秋は豊かな大地の恵みに感謝して、冬は新年を告げる除夜の鐘と。浅川町は、春も夏も秋も、そして冬も。1年中、大輪の花火が夜空を彩ります。
明るい光は花火以外にほとんど見当たらない。そんな静謐な暗闇に、めいいっぱい打ち上がっていく一筋の光を見上げる、この経験は日本中どこを探しても、そうそう見つからないでしょう。

約2,000発
城山公園から望む桜と花火の幻想的で美しい共演が楽しめます。
【担当煙火店】
有限会社糸井火工

約3,300発
他では見られない「大からくり」や「地雷火」など独自の花火が見もの。
【担当煙火店】
有限会社糸井火工、荒町・本町青年会

1,000発
音楽に合わせた色鮮やかなワイド花火が秋の夜空を彩ります。
【担当煙火店】
有限会社糸井火工

108発
元旦の午前0時から、108発の花火で新しい年をお祝いします。
【担当煙火店】
有限会社糸井火工

「浅川の慰霊花火」では観覧場内アナウンスでお名前と応援メッセージを読み上げ、尺玉を1発打ち上げるプランをご用意しています。当日は、特別な観覧席をご用意します。

即身仏(そくしんぶつ)とは、厳しい修行を経て、みずからの肉体をミイラにして残したお坊さんのこと。みずからの原型を保ったまま、人々の救済を祈り続ける生き仏です。
全国に20数体確認されていますが、福島県では唯一となる即身仏。それに付随する石棺や木棺は、浅川町指定文化財に指定されています。弘智法印宥貞のように疫病治癒祈願という人々のために薬師入定した例は、国内では類がないようです。
明治の大火や東日本大震災で大きな被害を受けましたが、地元の保存会や町民により大切に守られています。
| ミイラ | 即身仏 |
|---|---|
| 亡き骸から内臓を取り出して、防腐処理を施しながら乾燥させ、原形に近い姿を維持しているもの | 長期にわたる厳しい修行の末に、体内から脂肪や水分を落として腐敗しない体を作り、仏となること |

弘智法印宥貞は、年天正19年(1591年)に現在の島根県生まれ。
23歳で現在の香川県の松尾寺で出家し、宥貞と改名。師匠が亡くなったのを機に、諸国行脚へと旅立ちました。
その後、高野山金剛三昧院で真言密教を修学。小僧都となり、さらに江戸深川の永代寺の住職へ。その後、現在の福島県いわき市に入り、各地で住職を経て、浅川町で小貫東永山観音寺の住職に。加持祈祷を行いながらも、悪病が流行して多くの人々が苦しんでいるのを目の当たりにする日々を過ごしました。
宥貞はみずからを悟り、入定。天和3年(1683年)12月23日に92年の生涯を閉じたと伝えられています。

死後に肉体が腐敗しないように、極限まで水分や肉体の脂肪分を落とします。米や麦、豆を断ち、木の実や草木葉を食べて、体質を変えていきます。このような厳しい修行が長期間にわたって続きます。
その後、命の限界が近づいてくると水分もとらず、石室に籠り断食。読経時の鈴が聞こえなくなった時が御入定(高僧が死ぬこと)となります。
| 管理者 | 小貫即身仏保存会 |
|---|---|
| 場所 | 曹洞宗金久山 貫秀寺 薬師堂 |
| 所在地 | 〒963-6207 福島県石川郡浅川町大字小貫字宿ノ内63 |
| 観覧料 | おとな:500円、中高生:200円、小学生:無料 |
| 問い合わせ先 |
浅川町役場企画商工課 0247-36-2815 |
| ご留意点 |
拝観される場合は、必ず事前にご連絡ください。 |

浅川町出身でがん研究で世界的に知られている医学者・吉田富三の生涯を紹介しています。吉田富三は明治36年(1903年)、この地に生まれ、東京帝国大学医学部へ進学したのち、「吉田肉腫」と呼ばれるがん細胞を発見。化学療法をはじめ、世界のがん研究を急速に進展させるきっかけとなりました。
記念館には研究室の再現をはじめ、現在のがん研究の実態、吉田富三の功績とプライベートライフについて展示しています。
| 管理者 | 一般財団法人浅川町吉田富三顕彰会 |
|---|---|
| 場所 | 吉田富三記念館 |
| 所在地 | 〒963-6216 福島県石川郡浅川町大字袖山字森下287 |
| 観覧料 | おとな:400円、高校生:250円、小中学生:無料 |
| 問い合わせ先 |
吉田富三記念館 0247-36-4129 |
| ご留意点 |
開館時間:9:00~16:30(最終入館は16:00) |

町内で発掘された考古資料や昔の農具から、浅川町の誇り「花火の里」の由来まで、先人たちの生活と知恵を学べます。特に注目は、各家庭で代々受け継がれた花火づくりの秘伝書と製造道具。福島県内最古の伝統を誇る「浅川の花火」の歴史に直接触れられます。
重さ約8kgの尺玉の花火玉の模型は、実際に手に取って体感できます。子どもからおとなまで、浅川町の歴史と文化に新たな発見があるはずです。
| 場所 | 浅川町歴史民俗資料館 |
|---|---|
| 所在地 | 〒963-6204 福島県石川郡浅川町背戸谷地144-6 |
| 観覧料 | 無料(要事前予約) |
| 問い合わせ先 |
浅川町中央公民館 0247-36-2134 |
| ご留意点 |
開館時間:9:00~16:00(平日) |

加工しやすく傷みにくい良質な石、浅川町産「福貴作石(ふきさくいし)」。江戸時代、この優れた石質に着目した石工たちがこの地に集い、狛犬や鳥居などを生み出しました。浅川町を含む、福島県の県南地方は狛犬の「聖地」と呼ばれるほど、他では見られない独特な狛犬が数多く存在しています。
蛇紋岩のような珍しい鉱物も眠っており、その豊かなミネラル分は土壌に溶け出し、浅川町のお米を美味しく育てています。化石が発掘されることも少なくありません。
古い時代から石工たちが認めた良質な石、地中に眠る珍しい鉱物、そして今も残る独特な石造物など、浅川は石にまつわる魅力に満ちた町です。

実は浅川町を含む、白河市や石川町など福島県南部一帯は300対もの個性豊かな狛犬が散在する「狛犬の聖地」と呼ばれています。狛犬好きにもまだそれほど知られていない、東北のミケランジェロ「小松寅吉(こまつとらきち)」が手掛けたとされる石造物が町内でも鑑賞できます。
神社や仏閣で見られるライオン(獅子)のような1対の石造物のこと。全国的に見ると前足を伸ばして腰を下ろした狛犬が多いようです。福島県県南地方では、獅子山型・飛翔獅子型などと通称される独特な姿勢の狛犬が少なくありません。
石工技術で名高い高遠藩(現長野県)を脱藩し、浅川町に居を構えた石工小松利平。彼に弟子入りし、狛犬を芸術にまで上げた石工こそが小松寅吉です。ひときわ躍動感あふれ、跳ねる足と風を受けてなびく毛並み。まるで生きているかのようなその姿は、一度目にすれば脳裏に残るはずです。
狛犬などを制作した石工、小松寅吉の作品を探索し、顕彰していくことで浅川町の地域活性化につなげることを目的に、平成28年(2016年)11月に「あさかわ寅吉会」を設立しています。
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場所
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永昌寺境内 〒963-6204 福島県石川郡浅川町浅川荒町142 |
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拝観料
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無料(問い合わせ先:0247-36-2258) |
境内にある不動明王像と脇侍の像、作品には作者名はありません。明治42年(1909年)作で小松寅吉がかかわった作品と推測されています。風化が激しく、精巧な細工までは見てとることは難しいのですが、厳しい気候や長い時代を生き抜いてきた優しい強さを感じられます。
周囲に住宅があるため、大声での会話はお控えください。
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場所
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白山比咩神社 〒963-6204 福島県石川郡浅川町大字浅川字城山85 |
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拝観料
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無料 |
長い石段を登っていった先に、迫力あるとび狛(飛翔狛犬)と出会えます。ギョロリと大きな目、噛まれたらひとたまりもないほどの迫力の歯。今にも、飛びかかってきそうなほどの猛々しい狛犬です。昭和7年(1932年)、石工 岡部市三郎と生田目佐伊助との連名になっています。
私有地のため、お静かにご見学ください。
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場所
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春日神社 〒963-6207 福島県石川郡浅川町小貫社田28 |
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拝観料
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無料 |
大正12年(1923年)、石工・八木沼茂治によって手掛けられた、比較的新しい素朴な狛犬に出会えます。境内の隅には、奉納者の名前と奉納年月日が刻まれた石仏群がずらりと並び、春日神社が地域とともに長い歴史を刻んできたことを目の当たりにします。

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場所
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ついじの森 〒963-6217 福島県石川郡浅川町簑輪山敷田62-8 |
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拝観料
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無料(問い合わせ先:浅川町商工観光課 0247-36-1183) |
ついじの森の大杉に囲まれた林の中にある7体の石仏(五智如来像)。正徳5年(1715年)に 江戸時代前期の歌舞伎役者だった兼子六右衛門が、出羽三山参拝を記念して建立したと伝えられています。五智如来石仏の前にある2体の石仏には、六右衛門夫婦が葬られているとされています。